【山道具図鑑】Vol.3 夏山縦走装備大公開! 〜2泊3日南アルプス編〜

製品情報・入荷案内

7月末に行った2泊3日の塩見岳〜仙丈ヶ岳の仙塩尾根縦走で使用したギア達をご紹介します!

装備の概要

今回歩いた仙塩尾根は途中3000m峰に囲まれエスケープがしにくいため、軽さに振り切らず快適さと軽量性のバランスをとっています。
軽量化という点では、二人で歩くので、共同装備などを工夫しています。
食料は途中補給できない可能性も考え、結構多めにしました。

また、2泊3日の装備としていますが、泊数が短くなっても長くなっても装備自体は大きく変わらず、主に食料や燃料が変動します。

ベースウェイトパックウェイト
Shunpei5.4kg8.6kg
Chika5.5kg7.6kg
※重量は実測値

縦走の概要

今回の仙塩尾根縦走の概要は以下のとおりです。

行程
1日目鳥倉登山口〜三伏峠小屋〜烏帽子岳〜三伏峠小屋
2日目三伏峠小屋〜塩見岳〜熊ノ平小屋
3日目熊ノ平小屋〜三峰岳〜仙丈ヶ岳〜北沢峠
天候
1日目終日晴れ/無風
2日目日中曇りのち霧のち雷雨 夜晴れ/風速最大10m程度
3日目明け方晴れ 午前曇りのち晴れ 午後雷雨/風速最大5m程度
気温
1日目日中20℃前後 夜10℃前後
2日目日中15℃前後 夜10℃前後
3日目明け方8℃前後 午前中10℃前後 午後20℃前後
距離と標高差
距離標高差
1日目5.9km ↑1,059m ↓255m
2日目13.9km ↑1,105m ↓1104m
3日目16.5km↑1,426m ↓1983m

↓3日間の様子を綴った登山紀行はこちら↓

それではギアの紹介へGO!!

1.Shunpei 装備

バックパック

blooper backpacks/mizunara40 (450g)
夏の2泊以上の縦走や秋の防寒着など荷物がかさばる縦走ではこれ。吹き流し部分が大きく容量が大幅に可変でき、荷物の重心が上部に来るフォルムとそれによる背負い心地がお気に入り。オプションが豊富で、中でもセンタージップとウエストのボトルポケットは重宝しています。

就寝用具


①テント関係
夏場はクロスオーバードームとニンジャタープを組み合わせて使用することが多く、今回もこの組み合わせを選択。クロスオーバードームはビバークに適していることはもちろん、ニンジャタープも簡易的なシェルターとして機能するため、もし不測の事態に陥り、別々で行動(片方はビバークで片方は救助を呼びに行くなど)しなければならなくなった場合も考慮しています。

本体:ヘリテイジ/クロスオーバードーム2<2G> (402g)
軽く、設営が簡単で収納も早いシェルター。雨や結露の影響を受けやすいので夏場は後述のタープを併用することが多いです。冬場は単体使用します。

タープ:PAAGOWORKS/NINJA TARP (477g)
クロスオーバードームのフライシートとして使用。雨の侵入や結露が激減し、快適性が大幅に向上します。ポールを固定するループを活用すると広い前室が確保できます。手頃な価格(¥22,000)も魅力的です。

フットプリント:oxtos/アンダーグラウンドシート (137g)
クロスオーバードーム2のサイズピッタリで軽量なグラウンドシート。

収納袋:山と道/stuff sack XL (66g)
撤収時はテント内でパッキングをほぼ済ませ、テント関係の物をこれにガシガシ突っ込んでバックパックの上にくくりつけることで、素早く撤収できて水が滴ることもありません。

②テントポール
ヘリテイジ/クロスオーバードーム付属品 (310g)

③ペグセット(計174g)
ヘリテイジ/Vペグ
VARGO/チタニウムウルトラライトステイク
SAYAMA works/ペグケース
ペグはオールラウンドに使えるVペグをメインに、下穴掘りにも役立つピンペグを混ぜて持っていっています。SAYAMA worksのペグケースは尖った部分が当たるところは突き刺しに強い生地が使われていて、凝った作りです。

④スリーピングマット
山と道/UL Pad 15+を70cmにカット(88g)
多少の凹凸も吸収してくれる厚みと抜群の軽さがお気に入りです。手を当てるとじんわり暖かく、-10℃を下回らない程度なら雪山でも単体で使用しています。70cmという長さは私のお尻から肩までカバーでき、バックパック内にフレーム代わりに筒状に入れた時に丁度1周分で収まりの良い長さです。

⑤枕
sea to summit/エアロウルトラライトピロー(82g)
個人的に硬めの枕が必須でエアピローを持っていってます。

⑥寝具1
STATIC/ADRIFT LINER(223g)
エスケープヴィヴィとの組み合わせで10℃前後で快適に寝れます。もう少し寒い場合は着る物で微調整します。2日目、全身が濡れてしまい、その状態でライナーに潜り込むと濡れをライナーが吸ってくれて体温でぐんぐん乾きました。洗濯機で手軽に洗えるのも良いです。

⑦寝具2
SOL/エスケープヴィヴィ(239g)
パックライナー兼シュラフカバーとして使用しています。

飲食用具

①ボトル
サントリー/南アルプス天然水550ml(12g)
このシリーズのペットボトルはキャップが1/4回転くらいで開くのでサッと飲めてお気に入りです。

②行動食
(計397g)
柿の種、無印のバウムクーヘン、塩飴、アミノバイタル、プロテインバーなど

③食事
(計737g)
食事は分担して持っています。朝食はカレーメシで、あらかじめ調理用の耐熱ビニールに移し替えてそこに直接お湯を注いで食べます。食後は結べば匂いも漏れずに後処理が楽ちんです。
・カレーメシ 2人×2食分
・非常食アルファ化米 1食分
・スープの素 4つ
・スティックコーヒー 4本

④食事用収納
イスカ/ウルトラライトポーチ3(33g)
直方体かつツルツルしたポーチは隙間にスルスル入るためパッキングし易いです。

⑤クッカー
EVERNEW/チタンマグポット500(74g)
2人分の湯沸かし調理では十分な容量です。

⑥コップ
sea to summit/Xカップ(45g)
特段軽いわけでもないですが、薄くなるのでクッカーに重ねて収納できる点がお気に入り。

⑦ライター
BIC/ミニライター J25(11g)
フリント式+イソブタンガス仕様で、火がつかなかったことがなく信頼を置いています。あの竹内洋岳さんもオススメのライター。ミニサイズで少し背丈が小さいのがポイント。

⑧バーナー
PRIMS/P-116(64g)
小型かつ安定感のバランスが良いバーナー。
火器は万が一に備えて、お互い装備するようにしています。

⑨ガス缶
PRIMS/IP-110(186g)

⑩収納袋
take a hike/DCF STUFF SACK L(3g)
一回り大きめを選び、カップなど一纏めにしています。

⑪ウォーターキャリー
Platypus/プラティ2L ボトル(38g)
イザというときはお湯を入れて湯たんぽにして低体温症防止に。
プラティパスの保管は乾かさずに、濡れたまま空の状態で冷凍庫で保管しています。

衣類

①レインジャケット
mont-bell/トレントフライヤージャケット(197g)
3000m級の山を縦走する際にはプロテクションと軽量性のバランスが取れたこれをよく持っていきます。脇のベンチレーションもポイント。

②レインパンツ
MAMMUT/CLIMATE Rain Pants(208g)
登山を始めた頃に買ったレインパンツ。少し重いですが冷たい雨風に吹かれても安心感があります。補修跡にも愛着があります。

③グローブ
finetrack/モデル名不明(29g)
ちょっと風がある時に丁度よい厚さのグローブ。

④防水グローブ
ショーワグローブ/テムレス(61g)
2日目以降は雨風に曝されたため大活躍しました。岩や枝にガシガシ手をついても平気な点がお気に入り。手首の部分がSAYAMA worksによってDCFのカフが取り付けられたカスタム品。

⑤アームカバー
mont-bell/WIC.クールアームカバー(32g)
日焼け防止は勿論、ずり下げたりして体温調整がしやすく、夏はもっぱらアームカバーをしています。

⑥キャップ
山と道/Stretch Mesh Cap(36g)
柔らかくてコンパクトになり、視界を確保したいときはつばを上げられるのがお気に入り。北荒川岳の10m前後の風の中でも柔らかいつばが風を受け流して飛ばされる心配がなかったです。

⑦保温着
STATIC/Adrift half zip hoodie(148g)
夏は主に就寝時に着用。気温10℃前後であればベースレイヤー+これで夕方のテント場でも丁度よいです。

⑧収納袋
UJMT./UL dry shopper DCF Lサイズ(23g)
ボンディングで作られており防水性が高いです。着替え入れに使用しています。Mサイズでも良いですが、テント内で結露から守りたいものを放り込むために大きめを使用しています。DCFのアイテムは使い込むと味が出ていいですね。

⑨予備グローブ
mont-bell/メリノウールグローブ(32g)
予備グローブとしてはもちろん、つま先が寒いときはグローブにつま先をねじ込むと温かいです。

⑩予備ベースレイヤー
mont-bell/ジオラインクールメッシュロングスリーブ(66g)
万が一の替えの化繊ベースレイヤー。メッシュでかなり軽量です。

⑪靴下
TAIKO/ウールパイルソックス(91g)
タビ型がお気に入りのウール混のソックス。濡れたときの替えです。

⑫予備アンダーウエア
UNIQLO(31g)
仙流荘でお風呂に入った際の着替えです。

その他小物類

①手ぬぐい
薬師岳手ぬぐい(31g)
太郎平小屋で買ったお気に入りの手ぬぐい。

②サングラス
STATIC×owl Mils/Atlas(24g)
明るめのレンズで視界をクリアに確保しつつ余計な紫外線をカットしてくれる高機能なサングラス。

③ヘッドライト
milestone/MS-G3(49g)
最大420lmの明るさで配向は比較的スポット寄り。メインLEDは白色ですが、サブの電球色もよく使います。モードの切替操作がシンプルで、USBタイプC充電な点がお気に入り。3日目のナイトハイクでは途中で電池が切れてしまいましたが、充電しながら使えるので長めのケーブルがあると便利です。

④財布
SAYAMA works/ミニマリストウォレット(142g:中身入り)
二つ折りで薄くてシンプルな財布。家や車の鍵もキーリングで纏めています。

⑤熊鈴
mont-bell/トレッキングブラス(36g)

⑥ポケットティッシュ

⑦絆創膏

⑧ハッカ油
虫除けや匂いが気になる時にシュッと一吹き。

⑨リップクリーム
UVカット効果が強いものを使っています。

⑩ふくろうバーム
沢水で顔を洗った後の化粧水代わりや日焼けのケア、ハンドクリーム、傷口の保湿などマルチに使えるバーム。馬油ベースでしっかり伸ばすとベタつかない点とハーブの香りがお気に入り。

⑪目薬

⑱上記⑥〜⑪の収納袋
SAYAMA works/Chirishi 2G(99g:中身込み)
片面がティッシュケース、反対側に⑦〜⑪を一纏めに入れています。

⑫ストック
Black Diamond/ディスタンスカーボンFLZ 1本(186g)
コンパクトさ重視でストックは三つ折りがお気に入り。タープで前室を作るのにも使います。

⑬スマートフォン
Apple/iPhone 13 Pro Max(292g)

⑭カラビナ
mont-bell/キーカラビナ フラットナスカン 5(6g)

⑮温度計
mont-bell/サーモコンパス(10g)
歩いている時や就寝時など気温はこまめにチェックして、その時に着ていた服や寝具を記録しておくことで、次回の山行時のギア選定に役立てています。

⑯予備ライト
Rovy Von/Aurora a5(24g)
テント内ではランタンとして、メインのヘッデンの予備として使う際は帽子のつばに取り付けて使用。USB-C充電の隙のないコンパクトなライト。

⑰ホイッスル
MIYAGEN Trail Engineering/3D WHISTLE 2g(2g)
弱い吐息でも大きな音がなるホイッスル。緊急時はもちろん、熊よけとしても常に吹けるようにしています。

⑲エマージェンシーキット
止血用具、テーピング、常備薬、パラコード、結束バンド、ダクトテープ、マルチツール、ニトリルゴム手袋ほか、他(297g)
様々な怪我はもちろん、ギアの故障にもある程度対応できる物を揃えています。困っている人がいたら分けてあげられるくらいの量を持っています。収納は中身が見やすいEXPEDのクリアキューブ。

⑳歯ブラシ、洗顔、トイレキット(132g)
トイレットペーパーは湿気でだめになりやすいので最近はキッチンペーパーを代わりにもっていくことが多いです。

㉑〜㉕充電機器
ANKER/PowerCore(215g)、ケーブル各種
少し重いですが3泊程度でも余裕な容量です。ケーブル類はスマホ用を予備含めて2本とライト用の1本です。

行動着・靴

ベースレイヤー
山と道/100% Merino Light Crew Neck Pocket
汗冷えのしにくさはもちろん、汗が乾いた後でもサラッとした着心地がお気に入り。数日間着てても全く匂わないので縦走中は基本的に着替えません。

ミドルレイヤー
山と道/Bamboo Short Sleeve Shirt
ボタンの開け閉めで体温調整がしやすく、気温が少し低めだった2,3日目では重宝した。竹の消臭性も高く、下山後もニオイが気にならないです。

パンツ
THE NORTH FACE/バーブライトパンツ

アンダーウエア
BRING/WUNDERWEAR “ONE”50/50
数日間履いてても気にならない消臭性と履き心地がお気に入り。2日目に雨で下着まですこし濡れてしまいましたが、ウールの持つ保温性により冷えることがなかったです。

靴下
TAIKO/アミタビ ウールパイルソックス
タビ型で親指が分かれているため、しっかりと踏ん張れる。今回のシューズとの相性が抜群。もちろん消臭性も高いです。


ALTRA/OLYMPUS 5 HIKE MID GTX
程よいクッション性がありながらある程度足裏の感覚もあり、メガグリップのソールと相まって、湿った石のあるような樹林歩きでは迷うことなく足を置いていける点がお気に入り。つま先で岩に立ち込むような岩稜帯がなく、荷物が少し重い今回の山行では抜群の安定感で歩けました。

2.Chika 装備

バックパック

バックパック
山と道/MINI Custom (510g)
これまでは夏でも縦走のときはONEを背負っていましたが、今年の夏の縦走はMINIで歩くことにしました。それにあたって、2人で歩くことを考慮し、共同装備を工夫することで荷物を減らしました。

背面パッド
山と道/Breathable Pad for MINI (130g)
かなり汗っかきなので、多少の重さに目を瞑ってでも快適さを選んでBreathable Padに変更しています。

パックライナー
山と道/Pack Liner (42g)
MINIを購入したときに入っていたライナーをそのまま使用しています。
かなり厚手なので荷物をガシガシ入れられます。濡れにも強く、今回の縦走の2日目に雷雨に遭遇した際も中に入れていたものは全く濡れていませんでした。
雨が降らない日はSOLのエスケープビビィをライナー代わりにしているのですが、今回は雨の心配があったので、山と道のPack Linerを使用しました。

就寝用具

①寝袋
ENLIGHTENED EQUIPMENT/Revelation 850 50°F Down Ver (380g)
背中側のダウンや生地が無い代わりに、前面にしっかりとダウンを入れられているので、重量の割に温かいです。春、秋の低山や夏の高山は私はこのキルトで十分眠れます。ご飯を作っている間や休憩中に足や肩に掛けられるのも便利です。

②シュラフカバー
SOL エスケープビビィ (236g)
熱反射をするので多少薄手の寝袋でも温かく眠れます。また今回雨の懸念があったのでテント内の浸水対策も兼ねてビビィを持っていきました。

③スリーピングマット
SAYAMA works/Short Sleeper Mat (154g)
SAYAMAworksのバックパックのノベルティとして付属する5mm厚のマット。表面にコーティングがされており、引き裂きや貫通などに強くなっています。1枚だと寝れるか心配だったので追加で半分にカットしたものも持っていきました。

テントは共同装備のため私は持ちませんでした。
不測の事態で別行動を取るときは、クロスオーバードームもしくはニンジャタープを分けて所持し行動。

飲食用具

①ボトル
SUNTORY/南アルプスの天然水 550ml (12g)
最近のペットボトルは軽量で取り回しも楽なので、結局ボトルはペットボトル。今回は南アルプスの縦走なのでSUNTORYにしました(笑) ラベルは外しています。

②行動食+ジップロック
(計639g)
不足しがちなタンパク質、脂質、ミネラルを摂取することを意識して以下のものを持っていきました。※小屋では補給しない計画。
・自家製マサラナッツ(素焼きミックスナッツをガラムマサラと砂糖、塩で炒めて味付けしたもの。コーヒーにも合って、おいしい!)
・プロテインバー 2本
・アミノバイタル(スティック) 1本
・無印良品のバウム(短いもの) 1本
・無印良品の小袋おやつ 2つ
・塩タブレット 6個
・ジップロックフリーザーバッグMサイズ 2袋(12g)

長距離を歩くときは途中でカフェインを取ったほうが良かったと反省。

③食料
(計1386g)
食料は夫と分担して持ちました。私の担当は夕ご飯2回分と日中飲むポカリの粉、スープ4食分が主。翌日の行動中のおにぎりを作りたかったので、今回は夜に2合炊き込みご飯を作って、半分をおにぎりにしました。※小屋では補給しない計画。
・生米(無洗米) 4合
・無印良品の炊き込みご飯の素 2セット
・無印良品のフリーズドライスープ 4個
・ポカリスエットの粉 2袋
・インスタントコーヒー(スティック) 1本
・アミノバイタル(スティック) 3本

④食料用のスタッフバック
グラナイトギア/エアジップサック5L (27g)
食品のパッケージは角が尖っていてビニール袋など薄いものだと破けてしまうので、丈夫で軽いシルナイロン製のスタッフサックを使用しています。口が大きく開いて取り出しやすく、四角い形なのでパッキングもしやすいです。

⑤調理器具
TRANGIA/メスティン 大 (256g)
主に炊飯用。小さいものでも炊けると思いますが、確実性をとって大メスティンにしました。ゴミを中に収納して持ち運べて便利です。

⑥ゴミ袋とおにぎり包み
(計5.4g)
・無洗米の袋
・アルミホイル20cm×4枚

⑦カトラリー(自分用)
Tritensil/Mini (12g)
コンパクト。スプーンとフォークを繋げれば持ち手が長くなり、ナイフにもなって便利。抗菌のシルバーを選びました。

⑧カトラリー(夫用)
モンベル/スプーン+フォーク (23g)
結構スプーンの部分が大きくて食べやすいです。メスティンに入れられるので、今回は夫用のカトラリーも私が持っていくことになりました。

⑨コジー
自作(22g)
アストロフォイルとアルミテープで作成。アルファ化米のパックのサイズに切ったアストロフォイルをアルミテープで組み立てるだけの超簡易コジー。
行動中はバッテリーを中に入れています。

⑩燃料と容器
(計131g)
軽量化を図り、私は炊飯用の火器としてアルコールストーブをチョイスしました。燃料がどれだけ残っているのかが目視できるのもアルコールのメリットです。今回は手指の消毒もできるリンデンのバイオエタノールにしました。
・アルコール:リンデン/除菌もできる燃料用アルコール(119.3g)
・容器:リンデン/パウチ容器(11.7g)

⑪水運搬容器
Platypus/ソフトボトル(27g)
ポカリスエットを作って運ぶ用のプラティパス。ペットボトルとあわせて1日1.5L分作りました。

⑫五徳
take a hike /Ti TRIANGLE STAND (8g)
湯沸かし時の五徳。畳むとペチャンコになり場所を取りません。流石に2合の米を炊く際の重量を受け止めるには心もとなかったので、石を積んで風防兼五徳を作りました。

⑬アルコールストーブ
take a hike/TRAIL SCREW STOVE (16g)
薄さに振り切ったストーブ。それゆえシンプルな構造で、プレヒートなしで着火します。
このストーブに、なみなみのアルコールでお米2合が炊けました。※気温や風などの状況にもよります。

⑭ライター
BIC/ミニライターJ25 (11g)
アルコールストーブの着火用。濡れや寒さに強くコンパクトなこのライターが山では一番信頼できます。

⑮火器収納用スタッフサック
THE NORTH FACE/レインパンツに付属していたもの (6g)
おそらくTHE NORTH FACEのレインパンツに付属していたスタッフサック。レインウェアは雨が降ってきたときにすぐに着られるように、袋には入れないですし、こういう付属の袋は実際に収納しようとするとかなり頑張らないと収まらないので基本山では使いません。火器を収納するのにちょうどいいサイズだったので、今回これに火器を入れていきました。

衣類

①レインジャケット
THE NORTH FACE/クライムライトジャケット(レディース) M (261g)
軽量性と重量・機能性のバランスが良くお気に入り。特にアルプスの稜線などを歩くときはこれを持っていきます。汗っかきなので場合によってはメリノのスリーブレスの上から着たりします。

②レインパンツ
THE NORTH FACE/クライムライトジップパンツ(レディース) M (191g)
登山を始めた頃から使っています。おしりに穴が空いたので、縫って補修テープを貼っています。

③帽子
halo.commodity/ Ridge Tail Cap (37g)
ツバがクシャっとなってバックパックに仕舞いやすいのがいいです。
風が強いときは吹き飛びやすいので注意。

④手袋
mont-bell/トレールアクション グローブ Women’s (31g)
程よく風を防いでくれます。うっかり白を選んでしまってちょっと汚れが目立つ。

⑤オーバーグローブ
ショーワグローブ/テムレス L (58g)
頂きもののテムレスカスタムバージョン。ゴム紐を通せるようになっていて、手首からの雨の侵入を防げます。風避けにもちょうどいいです。今回、天気の悪かった2〜3日目はほぼ着用していました。冬の低山まで使える便利アイテム。

⑥予備手袋
mont-bell/メリノウール グローブ タッチ(34g)
手が濡れると行動中不快なので、夏でも縦走のときは予備も持ち歩いています。

⑦着替えベースレイヤー
山と道/100%Merino Light Sleeveless (106g)
今回仙流荘でお風呂に入る予定だったので持っていきました。
雨などで濡れて冷えたときの予備としても。

⑧着替えショーツ
山と道/5-Pocket Shorts (197g)
今回仙流荘でお風呂に入る予定だったので持っていきました。
1日目の登りが暑そうだったのでそこまではこのショーツで過ごして、稜線歩きの続く2日目〜3日目はDW 5-Pocket Pantsを穿いていました。

⑨着替え入れ
OGAWAND/ラウンドスタッフL (19g)
色が目立つのと、口が大きく開くのがお気に入り。予備の着替えをまとめて入れるのにちょうどいいサイズです。就寝時は枕代わりにしています。

⑩保温着
Atelier Blue Bottle/ALPHA HOODY(101g)
テン場で過ごすときの保温着として。軽くて濡れにも強いのがお気に入り。今回2日目に雨でびしょ濡れになった際にも、濡れたウエアの上に着てどんどんウエアを乾かしてくれました。
冬場はミドルレイヤーとして UL shirt の下に着たりもします。フード部分だけ防風になっていて使いやすいです。

⑪予備靴下
Smart Wool/ウィメンズ ハイク フルクッション サターンスフィアクルー(66g)
足は濡れると靴擦れなど様々なトラブルが起こるので、どんな山行でも(日帰りでも)予備の靴下を持っていきます。
少しかかとが薄くなってきたウールのソックス。

⑫アンダーウエア予備
(計101g)
上 ファイントラック/ドライレイヤークール
下 mont-bell/スーパーメリノウール L.W.
汗などで濡れて体が冷えたとき用の予備着替え。今回はそこまで体が冷えなかったので使わなかったですが、雪山泊まりで行くときなどは汗が乾かないことがあるので、泊まりの山では必ず持っていきます。

その他小物類

①救急セット
(計181g)
テーピング、消毒綿、ガーゼ、ペットボトルの蓋、綿棒、ゴム手袋、包帯、生理用品、絆創膏、塗り薬等。ジップロックに入れて濡れ対策。
想定されうる怪我に対応できるようにある程度持っています。小分けにするのがポイント。
私は靴擦れと捻挫し易いので、テーピングに関してはロールのまま持っていってます。

②サングラス
STATIC × OWL MILLS/Atlas (ケース込みで31g)
明るいレンズでずっとかけていてもストレスになりません。紫外線による目のダメージが気になり、樹林帯でも結構かけています。

③常備薬
(計22g)
持病用5日分と鎮痛薬、下痢止め。ケースは無印良品のもの。

④時計
CASIO/MQ-24-7B2LLJH (20g)
手首につけていても気にならない重さ、軽さがお気に入り。生活防水なので濡れも気にせずガシガシ使っています。

⑤エマージェンシーキット
(計261g)
ナイフ、エマージェンシーブランケット、予備ヘッドライト、ろうそく、結束バンド等。物が壊れたり、緊急ビバーク時などに備えて。

⑥貴重品等
(計109g)
財布はblooper backpacksのblooper wallet。作りはかなり丈夫で、1年以上使っていますがほつれ等なし。コインケースがメッシュになっていて見やすいのもお気に入り。やや重いかもしれません。中身は鍵、現金、保険証、クレジットカード程度。

⑦スマートフォン
(計242g)
iPhone11に立山のイラストのカバーをつけています。
結構スマートフォンを落とすので、重いですがカバーは必須…

⑧ボトルホルダー
SAYAMA works/ダスティンホルダー2G改 (55g)
貴重品入れとして。揺れないのが本当にいいです。

⑨ヘッドライト
PETZL/アクティックコア (82g)
充電可能なバッテリーと乾電池の両方に対応しているので、安心感があります。泊まりのときは昼間のうちに再充電して使っています。82gで最大600ルーメン。基本は中間の明るさを使いますが、それでも5時間程度は問題なく歩けます。

⑩手拭い
(計72g)
1枚は首に巻いておく用、もう1枚は予備。洗ったりして交換しながら使っています。
焼岳小屋で買った登山道具柄の手拭いがお気に入り。

⑪ホイッスル
MIYAGEN Trail Engineering/3D WHISTLE 2g (2g)
熊鈴代わり、緊急時用に。本当にほんの少しの息で音がなります。SOSを知らせるモールス信号が刻まれているのもお気に入り。

⑫ホイッスルを留めるもの
(計6g)
カラビナは着脱が簡単で小さいものが良かったので、mont-bellのキーカラビナ フラットナスカン 5にしました。ゴム紐は適当に家にあったものを使いました。

⑬カメラ
SONY/α6400にZEISSレンズ装着 (665g)
重いですが、カメラはあると楽しいです。

⑭トレッキングポール
GRIPWELL/ラピッドカーボン (402g)
長距離を歩くことが増えてきたこともあり、必ず持ち歩いています。
ポールがあると歩くのが格段に楽になります。リズムが作れて足が前に出しやすいのと、バランスを取りやすいです。このポールは重心が下の方にあって、自然と振り子のようにポールが前に出るので、なお歩きやすいです。

⑮〜⑱充電キット
(計207g)
バッテリーはANKERの10000mAh。ケーブルはiPhone用×2。ジップロックに入れて濡れ対策。MicroUSB用のケーブルを忘れ、ヘッドライトを再充電できなかったのが痛かったです。(予備ライトを持っていたので切り抜けられました)

行動着

ベースレイヤー
山と道/DF Mesh Merino Sleeveless (103g)
以前は化繊のドライレイヤーを着用していましたが、汗冷えがひどく夏場でも寝るときに結構寒い思いをすることが多かったので、思い切ってドライレイヤーはやめてメリノのベースレイヤーにしました。
そのなかでもこのスリーブレスは特に乾きが良く、保温性も高いので自分には良くあっていると思います。基本は縦走中着替えません。

ミドルレイヤー兼ウインドシェル
山と道/UL Shirt (95g)
乾きが良く適度に防風するので夏の縦走から雪山まで色んなシーンで使っています。
ちょっと汗の匂いが気になるので、天気がいい日はテン場についたら洗っています。

パンツ:山と道/DW 5-Pocket Pants (188g)
縦走でも比較的安心して履ける厚さ。程よいストレッチと汗の乾きの良さがお気に入り。もちろん言わずとしれたポケットも。ただし夏場は汗でポケットが湿るので、そういうときはあまりポケットは使いません…

アンダーウエア
mont-bell/スーパーメリノウール L.W. 上下 (98g)
縦走ではメリノのアンダーウエアを着用しています。消臭性の高さや保温力を重視。mont-bellのスーパーメリノウール L.W. は薄めで暑くなりすぎないのもいいです。チクチク感が気にならない人であればおすすめ。

靴下ライナー
MIYAGEN Trail Engineering/LW セパレートドライソックス (30g)
靴を買い替えたときに靴下も色々と調整したのですが、今のところこのソックスをライナー代わりにして、ウールの靴下を重ねるのがお気に入り。ちょっと足首が短いので、気になるときはテーピングを巻いたりしています。

靴下
HIKER TRASH/ TRAIL MAGIC “HIKE TREK MID” (64g)
目が詰まっていて丈夫なので安心して使えます。色使いもお気に入り。乾かしたいときは足首裏部分の穴にカラビナを通してかけておけます。


LA SPORTIVA/TX5 GTX® WOMAN (840g)
これまでTX4を使っていましたが、ソールの減りが気になったのと、もう少し岩場でも安定感ある靴が欲しかったのでこちらに買い替え。TX4より結構硬くて最初のうちは歩きづらかったですが、何度か縦走しているうちに靴下などで工夫していい感じになりました。メガグリップを使っているので岩をしっかり掴むのがいいです。

タイトルとURLをコピーしました