こんにちは!チカです。
新店舗への移転も落ち着きようやく休みの日に山に入れるようになりました。
そんな10月頭のお休みはSTATICBLOOMさんにお声がけいただき、全国のショップの皆さんと小川山にてクライミング。クライミング自体7月の小同心クラック以来で緊張気味でしたが、結果全身バキバキになるほどクライミング三昧の2日間となりました。

1日目は9時に廻り目平集合だったので、茅野を朝7時に出発し、ゆるりと下道で向かいました。茅野に住んでいて良かったと思うことの一つにいろんな山に行きやすいことが挙げられます。
受付を済ませキャンプサイトにむかうとSAMAYAのキャンプ村がお出迎え。クライミングが終わったあとはここでキャンプというお楽しみが待っています。
さて我々初心者チームは身支度を整えたのち、フェニックスの岩場に向かいました。アプローチが林道の終点とはなんと初心者に優しい岩場なんでしょう。ちなみに今回もSTATICBLOOMのガイド新名さんに2日間みっちり鍛えてもらう予定です。
初心者チームにはクライミング自体今日が初めてという方もいらっしゃったので、まずは基本的な考え方を新名さんがレクチャー。その後我々は5.8のルートを夫がリードでトライ。なんやかんやスイスイ登っていってしまいました。私はもちろんトップロープですが、やや苦戦しつつクリア。
その後もう一本右側のカンテのルートを楽しみ、お次は少し難易度の上がった左側のルートにチャレンジ。序盤の核心にやられ、すでに腕がパンパン…。他の人のビレイをしつつ攻略方法を練り再トライ。序盤はイメージ通り(?)クリアし、残り数メートルというところで現れたちょっとした溝に20分程格闘することなんとかクリア。(執念深さだけは定評があります。)地面に着陸すると全身の毛穴から汗が吹き出しました。緊張状態から解放されてもう今日は使い果たした感が満載。とはいえ時間があったので我々2人はスラブ状岩壁へ移動し1本だけ登ってキャンプへ戻りました。


待ちに待ったキャンプは全国のショップの皆さんや、途中から合流されたトップクライマーの皆さんと一つのテーブルを囲んで、普段聞けない話を伺うなんとも贅沢な時間に…
はじめは翌日のことを考えてお酒をセーブしていたのですが、美味しいご飯とお話につい飲みすぎました。
最終的には大きな焚き火を囲んでゆっくりと流れる時間を楽しみました。

快晴につつまれた2日目。岩肌がいい感じに太陽に照らされていて、朝からテンションが上がります。

この日は、まずはガマスラブへ。新名さんより「ほんの少し難しいルートで落ちる経験もしていくと更に登れるようになるよ」と喝を入れてもらい、夫はリードで少しいやらしいスラブのルートを登ることに。案の定落ちていましたが、どうやらとても悔しかったらしく何度かチャレンジした末に無事完登しました。私も2本ほどチャレンジ。何年か前に小川山にきて同じようなルートに登ったときよりもスムーズに立ち込めるようになっていて嬉しくなりました。


午後は妹岩へ移動。すでに午前中で使い果たした感がありましたが、愛情物語というルートだけ登らせてもらいました。レイバック気味に登るのに体を出すのが怖くて序盤から苦戦。足をクラックに突っ込みながら岩に抱きついてちょっとずつ上がっていきました。だから愛情物語なのか、と登り終えて納得しました。夫はこのルートでカムの練習のため擬似リードで登っていきました。カムのサイズ選びや向き、間隔など考えることが多く、今後バリエーションルートへ行くために勉強になりました。

次回の宿題を抱えての帰路は全身が味わったことのない程の重さに包まれていました。
お店の営業終了後に小川山へキャンプとクライミングを楽しむのもありかもしれない、とクライミング熱が高まるEightdoorの二人です。


