こんにちは、シュンペイです。
今年の紅葉シーズンは店舗移転のバタバタもあり、紅葉を楽しむ目的でガッツリと山に入るタイミングがなかなかありませんでした。紅葉の当たり年と言われている今シーズン、このまま雪山シーズンに突入するのは勿体ない…ということでまだ紅葉が見られそうな谷川エリアの大源太山に登ってきました。
その特徴的な山容から「上越のマッターホルン」と称される大源太山。その存在を知ったのは3年前に谷川主脈縦走をした時で、緩やかな笹の稜線の奥にそびえる三角の山がずっと頭に残っていて、足を運びました。


11月頭の土日に甲信越の標高の高いエリアでは積雪があり、登山口に向かう道中の休憩で立ち寄った谷川岳SAから見える谷川岳主脈の稜線にも、深夜の暗い中でもうっすら雪がついている様子が伺えました。
湯沢から大源太山に向かう道の途中から見える紅葉が綺麗で、期待が高まります。


登山口から杉林をしばらく歩くと広葉樹の森に移り変わります。渡渉したのち、分岐で大源太山方面へ。分岐の看板には「謙信ゆかりの道」という表示がありました。下山で歩く予定のシシゴヤの頭からこの分岐までの道を指すようです。


沢沿いを歩き、再度渡渉するといよいよ急登のスタート。ガッツリと標高を稼ぐ山登りは久しぶりでふくらはぎが悲鳴をあげますが、見上げれば色とりどりの木々に癒やされます。


1時間程登り続けると木々の隙間から、紅葉の額縁に飾られた大源太山のピークが姿を表します。


1200mあたりから樹木が低くなり、振り向くとボルドーの紅葉の絨毯が広がる、気持ちの良いリッジ歩きになります。雪も出てきて滑りやすいので慎重に。


スタートから2時間半ほどで大源太山の山頂に到着しました。山頂からは上越国境稜線の柄沢山から巻機山の迫力のある展望や湯沢の町並み、反対側には武能岳や谷川岳、万太郎山など谷川主脈のオールスターを望むことができます。
個人的に感じる谷川エリアの好きなポイントは、トマの耳やオキの耳、一ノ倉岳といった峻厳な山があるかと思えば反対側には穏やかな里の様子が広がっている点です。

山頂でインスタントコーヒーを飲みつつ、チェーンスパイクを装着して次のピークの七ツ小屋山に向けて出発。大源太山から七ツ小屋山へは一度コルまで下ります。鎖場が連続する急斜面はまるで西黒尾根を思わせる道で、これまた楽しませてくれます。


大源太山を振り返ると、天に突き上げる山容はまさにマッターホルンのよう。(見たことはありません)
改めて4月に笠ヶ岳方面から撮影した写真を見返すと、七ッ小屋山から見る角度が最もマッターホルンっぽさがあるような。

七ツ小屋山で馬蹄形縦走路に合流します。当初はこのお休みで「馬蹄形の日帰りでもやろうか?」なんて話も出ていましたが、稜線上は思いのほか雪が多くやめておいてよかったです。おそらく白毛門で引き返して4月に引き続き撤退する羽目になっていました。


ここからはたおやかな笹の稜線歩き。登山道上は完全に雪に覆われて、吹き溜まりでは30cm程の積雪がありました。時折ズボッと雪にハマりながら稜線歩きを楽しみます。湯桧曽川を見下ろすと谷川岳や笠ヶ岳の紅葉と雪化粧のツートンカラーが綺麗でした。


蓬ヒュッテの手前で馬蹄形の縦走路を逸れて、細かなアップダウンを経てシシゴヤの頭へ。土樽PAを見下ろす谷の紅葉を、名残惜し見ながら写真に収めて下山を開始しました。冬の万太郎山や仙ノ倉、武能岳等々…行きたいルートが一望できて眼福です。

シシゴヤの頭から続く謙信ゆかりの道は、豪雪地帯を物語る曲がって生える木々の合間につづら折れがひたすら続きます。ここもやはり紅葉が綺麗でつい足を止めてしまいなかなか進みません。しばらくすると沢の音が近づき、渡渉ポイントに戻り下山しました。

上越のマッターホルン、大源太山を巡る今回の周回コース。ぐるっと10km・獲得標高1200m弱というコンパクトな行程に、紅葉の森林やリッジ歩き、ちょっとした岩場に稜線歩きといった谷川エリアの面白さがギュッと凝縮されたルートです。このエリアの面白さをまとめて楽しみたい人は是非足を運んでみてください。
※11月以降は積雪により鎖場などの難易度が上がります。夏前もしくは10月中〜末頃がオススメです。
PS.下山後はヒグマでラーメンを食べる予定が、17時から営業再開で時間が空きすぎたため今回は泣く泣くパス…また冬に狙っているルートを登る際にまた行きたいですね。


