アルプスや八ヶ岳の紅葉シーズンも終わり、山では雪がちらつく時期になりましたね。
お店がある茅野駅前も朝晩は冷え込み、風が吹くとグローブが欲しくなるようになってきました。
今シーズンは日常生活から、厳冬期の3000m級の山まで、様々なシーン毎におすすめできるグローブをセレクトして店頭に並べていますので、用途別に紹介したいと思います!
使用シーン毎のおすすめグローブ
基本的に冬場のグローブは、防水・防風のためのオーバーグローブと保温のためのインナーグローブを組み合わせて使用します。
今季入荷したオーバーグローブ・インナーグローブをおすすめの使用シーン毎に分類すると以下のようになります。
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製品紹介
使用シーンをざっくり掴んだところで、それぞれのグローブの特徴を見ていきましょう!
オーバーグローブ
SWANY | Air Light 3 Finger (BX-405)

GORETEXインサートを使用した3本指タイプの雪山用グローブ。
SWANYのグローブの中でも最も低い温度域に対応するこのグローブは、国内の冬の3000m級の登山に最適。3本指タイプは保温性と操作性のバランスに優れています。
カフが長いので、冷やしたくない手首周りをしっかり温めつつ深い雪のラッセルでも雪が侵入しません。スキー・スノーボードのパウダースノーも楽しめます。
標準では起毛した厚手のインナーが付属しますが、インナーを変えることで厳冬期はもちろん残雪期まで幅広く対応します。
主な使用シーン
- 厳冬期の3000m峰から残雪期までの雪山を広くカバー
- スキー、スノーボード
製品ページ
SWANY | Air Light 3 Finger (BX-405)
CTR | スペリオールダウングラブ(3本指)

立体成型のPU製パームと800FPのダウンにより、操作性と保温性を両立した3本指タイプのグローブ。
バフバフのダウンがたっぷりはいっているので、インナーグローブは薄手のタイプを組み合わせるのがおすすめです。中で5本の指に分かれており、指を動かしやすくなっています。とにかくコストパフォーマンスに優れているので、初めの1個としておすすめしたいグローブです。
主な使用シーン
- 厳冬期の森林限界を超える雪山(約-20℃〜-5℃の活動域)
- スキー、スノーボード
CTR | パッカブルダウンミット

800FPのダウンを使用した軽量でパッカブルなミトン。
防風・防水メンブレンを使用しており、北横岳などのスノーハイクにちょうどいいグローブです。
収納袋つきで非常にコンパクトになるので厳冬期の雪山の予備として持っていくのにもいいです。
主な使用シーン
- 厳冬期森林限界を超えない雪山(約-15℃〜-5℃の活動域)
- 厳冬期の森林限界を超える雪山の予備グローブ
- 残雪期雪山全般
- スキー・スノーボード
製品ページ
CTR | パッカブルダウンミット
Extremities | パラドックスウォータープルーフミット

プリマロフト中綿入りの暖かくとても軽量なミット。
防水性と透湿性に優れたエクストリミティズのオリジナルファブリック「X DRY®」を採用し、雨や雪が降る中でも安心して使用できます。化繊綿で濡れても保温力が低下しにくいので、残雪期などの気温が上がって雪が溶けてくるような時期にもおすすめです。
主な使用シーン
- 森林限界を超えない雪山
- 残雪期雪山全般
製品ページ
Extremities | パラドックスウォータープルーフミット
Extremities | モンスーン ミット

軽量・コンパクトで高い防水性と操作性を備えた全天候型ミット。
防水性と透湿性に優れたエクストリミティズのオリジナルファブリック「X DRY®」を採用し、特に急な雨や寒冷地でのアクティビティに適した設計になっています。
厚めのインナーグローブを組み合わせれば森林限界までの雪山程度まで使えます。
単体使用で夏のレイングローブとしても活用でき、いろいろなシーンで活用できるグローブです。
主な使用シーン
- 厳冬期森林限界を超えない雪山のオーバーグローブ
- 秋〜春先の低山
- 冬場の日常使い
- 夏場のレイングローブ
STATIC | ADRIFT DYNEEMA MITTEN

帝人のOcta®CPCP®とDCFを組み合わせた軽量なミトン。
DCF部分をガバっとめくることができ、暑いときやなにか操作をしたいときに指先を出すことができます。
風が強そうな日や寒がりな方は更にインナーグローブを組み合わせるのもおすすめです。
とにかく軽いのでお守り代わりに常に持ち歩いても気にならないです。
主な使用シーン
- 秋〜春先の低山
- 冬場の日常使い
- 夏場の気温15℃を下回るようなときの高山
製品ページ
STATIC | ADRIFT DYNEEMA MITTEN
SWANY | Power Grid Wind Cover Glove (RC-340)

Polartec® Power Grid™を使用した、グリッドフリースカバーグローブ。
パワーグリッドは通気と透湿性に優れ、手に熱がこもりにくいです。かつ、独自のグリッド構造によりデッドエアを含み、甲部分のカバーを被せることで保温モードに切り替えることが可能。
カバーは手首にしまっておけるので行動中邪魔になりません。またインナーグローブとしても使用できます。
主な使用シーン
- 秋〜春先の低山
- 冬場の日常使い
- 夏場の気温15℃を下回るようなときの高山
製品ページ
SWANY | Power Grid Wind Cover Glove (RC-340)
インナーグローブ
ラックナー | ウールグラブ

オーストリア産の羊毛を100%使用した、プロもおすすめする厚手のグローブ。
未脱脂ウールなので雪や氷に強くとても暖かく、使い込むほどに手の平がフェルト状になり手に馴染みます。そのまま雪を触っても染みてこない驚きの撥水力に脱帽します。
使用するうちに縮んていくのが前提なので、ぴったりサイズより少しゆとりがある方が長く使えます。
厚手なのでオーバーグローブは薄手のシェルタイプと組み合わせるのがおすすめです。操作性を重視する方は五本指のオーバーグローブ+ラックナーウールグラブ+極薄手のインナーグローブという組み合わせも◎
主な使用シーン
- 雪山全般のインナーグローブ
- 冬場の日常使い
製品ページ
ラックナー | ウールグラブ
SWANY | Merino Knit Glove (TR-801)

高品質なメリノウール100%使用した、縫い目のないホールガーメントのニットグローブ。
滑らかな手触りとフィット感の高さが病みつきになる高品質なウールグローブです。縫い目がないので特に指先のフィット感がストレスフリー。さらにはタッチスクリーン対応になっています。
薄手タイプなので、冬場のインナーグローブとしてはもちろん、肌寒くなってきた頃の夏山や日常使いでは単体で使用するのもおすすめです。
主な使用シーン
- 雪山全般のインナーグローブ
- 秋〜春先の低山
- 無雪期の気温15℃を下回るような高山
- 冬場の日常使い
製品ページ
SWANY | Merino Knit Glove (TR-801)
MAGIC MOUNTAIN | スマートフィンガー

ウールとアクリルを使用したスリット入りのニットグローブ。
指先のスリットからそのまま指を出せるので、さっとスマホを操作できます。内側は裏起毛処理をしていてふわっと温かい付け心地です。
こちらも薄手タイプなので、冬場のインナーグローブとしてはもちろん、肌寒くなってきた頃の夏山や日常使いでは単体で使用するのもおすすめ。
主な使用シーン
- 雪山全般のインナーグローブ
- 秋〜春先の低山
- 無雪期の気温15℃を下回るような高山
- 冬場の日常使い
製品ページ
MAGIC MOUNTAIN | スマートフィンガー
SWANY | Cordura Thermal Glove (TR-901)

耐久性、保温性に優れたCORDURA FLEECEを使用した通年使える汎用性の高いグローブ。
優しい肌触りで耐久性に優れるCORDURA FLEECEは、保温性も高く、インナーグローブとしてだけでなく、グローブ単体としても使用できます。指先はタッチスクリーン対応。グローブは消耗しやすいアイテムではありますが、こちらのグローブはガシガシ使える耐久性も嬉しいところです。手のひらには滑り止めがついているため、ハンドルがキンキンに冷える冬場の運転にもオススメ。
主な使用シーン
- 雪山全般のインナーグローブ
- 秋〜春先の低山
- 無雪期の気温15℃を下回るような高山
- 冬場の日常使い
製品ページ
SWANY | Cordura Thermal Glove (TR-901)
STATIC | ADRIFT GLOVE

帝人のOcta®CPCP®を使用したスリット入りの軽量なグローブ。
重量に対する保温力が抜群のオクタはインナーグローブとしても重宝します。吸水速乾性に優れるので手汗が気になる方におすすめ。また指先のスリットからそのまま指を出せるので、さっとスマホを操作できます。内側は起毛しているので手触りも抜群。
夏場はレイングローブと組み合わせて使えるので、お守り代わりに携行するのもおすすめです。
主な使用シーン
- 森林限界を超えない雪山、残雪期のインナーグローブ
- 秋〜春先の低山
- 無雪期の気温15℃を下回るような高山でのインナーグローブ
RIDGE MOUNTAIN GEAR | Power Grid Gloves

Polartec® Power Grid™を使用したフィット感の高いグローブ。
生地に使用しているパワーグリッドは独自のグリッド構造ニットは生地の質量を減らしながら、暖かさと通気性を高めることでパフォーマンス効率を高めています。
そしてこのグローブはつけたときの操作性にこだわっており、立体的なシルエットによるフィット感の高さが素晴らしく、ストックを自然と握り込めるようになっています。指先の大きめの刺繍によるタッチスクリーン対応もかなりスムーズです。
こちらも薄手タイプなので、冬場のインナーグローブとしてはもちろん、肌寒くなってきた頃の夏山や日常使いでは単体で使用するのもおすすめ。
主な使用シーン
- 森林限界を超えない雪山、残雪期のインナーグローブ
- 秋〜春先の低山
- 無雪期の気温15℃を下回るような高山
- 冬場の日常使い
製品ページ
RIDGE MOUNTAIN GEAR | Power Grid Gloves
さて、ここまで当店でお取り扱いしているグローブを紹介してきましたが、グローブはフィット感も重視すべき点ですのでぜひ店頭にて試してみてくださいね!
また汗のかき方や温度の感じ方は人それぞれですので、今回紹介した使用シーンが必ずしも全員に最適であるとも限りません。少しでもお悩みがある方はご相談もお気軽に!

