【山道具図鑑】vol.1 街でも山でも活躍 ~LITEWAY URBAN PRO PACK 30L~

製品情報・入荷案内

普段遣いから日帰り登山・小屋泊やミニマルな装備でのテント泊まで対応可能なフレームレスパック「URBAN PRO PACK 30L」をご紹介します!


ウクライナのブランドであるLITEWAYの生い立ちは2011年に遡ります。

バックパッカーであったYevhen(イエヴゲン)は、すでに世の中に存在する道具に満足していなく、様々なトラベルギアを自ら製作するようになります。
それから8年後の2019年。Yevhenは今まで培ってきた経験と技術を持って、ブランドLITEWAY を立ち上げました。

MYOGからスタートしたLITEWAYのものづくり。ビジネスとなった今でも、全てウクライナ国内でのハンドメイド生産を行っています。

バックパックの他シェルターも有名なLITEWAYですが、全体的な印象として、デザインが美しいことはもちろん、縫製が丁寧で、質実剛健さ感じます。

さて、話をURBAN PRO PACK 30Lに戻して。

こちらのバックパックの構成はメインコンパートメント、フロントポケット、両サイドのポケットで、それぞれの容量以下の通りです。
メイン:24L
フロントポケット:3L
サイドポケット:1.5L×2

容量的には通勤から年間を通してのデイハイク、頑張れば夏場のテント泊まで使えます。

店主は、荷物が嵩みがちな冬のハイキングによく持ち出しています。

バックパックの素材は「ULTRA200」「ECOPAK EPX200」「Ultra Grid」の3種類。
いずれもCHALLENGE SAILCLOTH社の開発した生地で、優れた強度と軽さ、防水性、そして環境性の高さが特徴です。

重量はULTRA200が最も軽量な315g、Ultra Gridが390g、ECOPAK EPX200が450gとなります。

(LITEWAY製品のULTRA200使用モデルは順次、より剛性と防水性を高めたULTRA200Xに切り替わっています。)

メインコンパートメントの開口部はジップとロールトップの組み合わせ。
ジッパーで開閉できるのでアクセスが良く、手がかじかんでいても開閉し易いです。頻繁に物を取り出す日常での使用にも向いています。
中身が少ないときはクルッと巻いてコンパクトにしてもよし。

メインコンパートメント内部には、フレーム代わりとなるマットを固定するためのベルトが上下2箇所に付いています。店主は45 x 25 cmサイズのマットを入れて使用しています。

フロント、サイドポケットはストレッチメッシュを採用。
このストレッチ素材、枝や岩への擦れ・引っ掛かりには比較的強いです。目が細かく、中に入れている物は外側からは見えません。

ストレッチの締め付けは結構強め。
フロントポケットに色々放り込んでもポケットがだらーんとしません。
サイドのポケットはストレッチの締め付けと深めの設計により、ボトルが不意に落っこちることも防げます。(靴紐を結ぶ時、屈んだ瞬間にボトルを落としがちですよね)

フロントには行動食やシェル、サイドには0.5L~1Lのペットボトルや0.5LのThermosを一本入れるのにちょうど良いサイズ感です。

サイドポケットにキークリップがついていて、ちょっとしたポーチやサングラスケースなどを留めておけます。

フロントとサイドにはゴムのバンジーコードが張られており、手ぬぐいや服を引っ掛けることが可能です。
またサイド上部には10mmのコンプレッションベルトが付いており、ポケットに収納したトレッキングポール等の脱落を防止できます。

フロントメッシュポケットの内側には、止水ファスナー付きの隠しポケットがあります。
軽量でシンプルなバックパックでは貴重品の収納場所に困ることがありますが、キークリップ付きなので、絶対に失くしたくないものを安心して収納できます。

ショルダーハーネスは比較的幅広で、程よい硬さ・角度で設計されており、非常に良いフィット感が得られます。
URBAN PRO PACKに関しては、左右のショルダーの間隔がやや狭めに設計されており、ユニセックスモデルですが、男性はもちろん女性も背負いやすい設計となっています。

ハーネスの付け根から下端まで、デイジーチェーンが縫われており、LITEWAYのLITEPOCKETはもちろん、SAYAMAworksのダスティンホルダー等、様々なポーチを装着できます。
また、取外し可能なチェストベルトの高さ調整の範囲も広いです。

ショルダーの体に当たる部分はダブルラッセルメッシュになっており、通気とクッション性に優れています。

店主がLITEWAYのバックパックを好きな理由の一つは、ショルダーベルトの作りの良さです。
それなりの重量で長時間歩いても、肩全体に荷重が分散されて痛くなりにくいです。

底部には2箇所のコードが有り、スリーピングマットやトレッキングポールを固定することができます。

取外し可能なウエストベルトは20mm幅。
余ったベルトを固定するクリップが標準で付属するのは親切ですね。

ここまで、細かい機能を紹介してきましたが、このバックパックの一番のお気に入りは、なにより上部に向かって広がるシルエット。
ハリのある素材とメインコンパートメントのジッパーで荷物が少なくてもクタッとなりにくくカッコいいです。
背負い心地はもちろんのこと、LITEWAYらしい美しいデザインが、ハイキングに行きたくなる気分を高めてくれます。

BlackやWhiteだと精悍な印象を受けるバックパックですが、Ultra Grid Avocadoカラーは可愛らしくて個人的に好きなカラーです。

山はもちろん、街でも背負いたくなるまさに「アーバン・プロ」なバックパック。一味違うバックパックを背負いたい方にオススメしたい逸品です。

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